16CH同期AWG装置

  • 16CH同期動作 (8CH SYNC AWG 2台同期動作)
  • カスタム対応で最大128CH同期可能(16台同期動作、クロック分配装置が別途必要)
  • 単体(1台)でも8CHの任意波形発生器として動作可能
  • 発振周波数 5mHz~125MHz(正弦波出力)
  • 高振幅分解能 16bit精度
  • RF最大振幅 24Vpp(オープン時)
  • DCオフセット ±10V (オープン時)
  • RF/DC個別設定可能
  • プログラム済みの標準波形:正弦波、方形波、パルス波、ランプ波、三角波、DC
  • 任意波形メモリ 16CH個別設定可能 (128Ksample/CH)
  • 高速サンプリングレート 2Gsps
  • 制御PCアプリケーションソフトウェア(GUI)付き

機能ブロック図

※制御用PCは付属しません。

フロントパネル

① パワースイッチ

装置電源スイッチです。

② 波形出力端子

CH1~CH8の同期した波形出力端子です。出力インピーダンス50ΩのBNC端子です。

③ AWG Mem Sync.端子

任意波形出力時のメモリ読み出し周期のトリガ信号を出力します。出力インピーダンス50ΩのBNC端子です。任意波形選択時のみ有効となります。正弦波、方形波、パルス波を選択時も設定変更により出力可能ですが、これらの波形選択時はSync信号のジッタが多くなる可能性があります。

リアパネル

① Ref. Clock Out

任意波形発生器のリファレンスクロック出力端子です。BNCコネクタです。
装置2台を同期させる際のマスタ側装置のクロック出力として使用し、スレーブ側装置のクロック入力端子と接続します。その他の用途では使用しないでください。

② Ref. Clock In

任意波形発生器のリファレンスクロック入力端子です。BNCコネクタです。
装置2台を同期させる際のスレーブ側装置のクロック入力として使用し、マスタ側装置のクロック出力端子と接続します。その他の用途では使用しないでください。

④ USB端子

USBタイプB端子です。PCと接続してGUIによる制御を行います。

⑤ M/S Cont.

D-sub 9pin端子です。装置2台を同期させる際のマスタ・スレーブ間のコントロール信号通信用端子です。弊社指定のケーブルでマスタ・スレーブ間を接続します。その他の用途では使用しないでください。

⑥ 電源接続部

装置を動作させるための電源コードを接続します。指定された電源コード以外は接続しないでください。

16CH同期動作時の接続方法

16CH同期動作は、8CH SYNC AWG装置 2台を同期させることで実現します。2台を同期させるために必要な信号線を装置間で接続します。また、PCからマスタ装置とスレーブ装置を認識させる設定をする必要があります。装置の電源が入っていない状態で作業をしてください。

① クロック同期接続

マスタ装置のRef. Clock Out端子とスレーブ装置のRef. Clock In端子を弊社指定のBNCケーブルで接続します。

② 波形生成部(AWG)同期接続

マスタ装置のM/S Cont.端子とスレーブ装置のM/S Cont.端子を弊社指定のケーブルで接続します。

③ 制御用PC接続

USBケーブルで2台の装置を制御PCと接続します。

④ 装置電源投入

全接続が完了してから2台の装置の電源を入れます。

⑤ PCアプリケーション(GUI)によるマスタ・スレーブ装置設定

PCアプリケーション(GUI)から各装置にマスタ、スレーブを認識させる設定をして同期させます。

機能仕様

大項目 小項目 仕様 備考
チャンネル数 8CH 2台同期時16CH
標準波形 波形種類 正弦波,方形波,パルス波,DC,etc. 連続出力モードのみ
周波数 5[mHz] ~ 125[MHz] 振幅はRF振幅に準ずる
周波数分解能 0.001[Hz]
方形波 周波数 5[mHz] ~ 62.5[MHz] 振幅はRF振幅に準ずる
周波数分解能 0.001[Hz]
パルス波 周波数 5[mHz] ~ 125[MHz] 振幅はRF振幅に準ずる
周波数分解能 0.001[Hz]
パルス幅 16[ns] ~ 200[s] 周波数制限あり
DC 電圧範囲 -10V ~ +10V オープン/ハイインピーダンス時
-5V ~ +5V 50Ω負荷時
電圧分解能 0.001[Hz]
任意波形 周波数 5[mHz] ~ 62.5[MHz] RF信号のみ任意波形
メモリ数 8個 (各CH独立) 振幅、位相変更可能
メモリサイズ 16~131072(128Kサンプル) 1Gsps
設定ステップ 4サンプルステップ
読出しタイミング 1Gsps x N : N=1 ~ 2,000,000 7629Hz以下はN数対応
振幅分解能 16bit
Sync信号(*1) 出力レベル TTLレベル 任意波形のみ対応(*2)
波形 方形波
出力タイミング メモリアドレス0で立ち上がり CH選択可能
各CH間位相 位相可変範囲 -180 ~ +180 [deg]
分解能 0.01 [deg]
RF振幅 100M-125MHz 6 [Vpp] オープン/ハイインピーダンス時
3 [Vpp] 50Ω負荷時
50M-100MHz 11 [Vpp] オープン/ハイインピーダンス時
5.5 [Vpp] 50Ω負荷時
5m-50MHz 24 [Vpp] オープン/ハイインピーダンス時
12 [Vpp] 50Ω負荷時
振幅分解能 0.001[V]
PC接続 USB-シリアル 仮想COMポート 要ドライバインストール

*1 : AWG Mem Sync.端子出力
*2 : 任意波形以外のその他標準波形出力時はデフォルト無効です。設定で有効化可能ですがSync信号のジッタが多い可能性があります。

PC制御アプリケーション(GUI)

(参考)DAC出力波形

※注意:開発中のDAC出力端での波形です。アンプ/フィルタ特性は含まれておりません。

※注意:開発中のDAC出力端での特性です。アンプ/フィルタ特性は含まれておりません。

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